大腸がん
大腸がんの治療
がんが大腸の中にとどまる早期の大腸がんに対しては、消化器内科により内視鏡的切除(EMR、ESD)で治療します。
リンパ節に転移している可能性のある大腸がんに対して、外科で手術を行います。大腸がんのできた場所によって手術の方法が決まります。
手術の方法
右側の大腸がん(盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がん)の手術
日本臨床外科学会HPより
S状結腸がんの手術
日本消化器外科学会HPより
直腸がんの手術
「もっとしってほしい大腸がんのこと」より
がんの位置が肛門に非常に近い場合は、肛門ごとがんを切除する必要があり、術後は人工肛門(ストーマ)となります。
当院にはストーマ外来があり、ストーマやストーマ周囲のお手入れ、日常生活でのお困りごとなどの相談に対応し、術後の生活もサポートしています。
腹腔鏡手術
当院では2008年より腹腔鏡下大腸がん手術を導入しています。手術適応は、進行癌を含めほとんどの症例を対象としています。しかし、大腸がんが原因で腸閉塞や消化管穿孔を合併している場合は、開腹手術の適応となります。
「患者さんのための大腸癌治療ガイドライン2014年版」より
右側の大腸がん(盲腸がん、上行結腸がん、横行結腸がん)の場合