当院外科の概要
- 10名の常勤医師(全員が外科専門医)のチームワーク
- 一般外科、消化器外科、乳腺外科の診療。年間約600例の豊富な手術症例。
- 腹腔鏡手術を積極的に導入(胃がん、大腸がん、鼠径ヘルニア、胆石症など)。
- がん治療(手術療法、化学療法、緩和治療)に幅広く対応しています。
- 野垣クリニックと提携し、肛門・痔疾患の治療に力をいれています。
診療体制
10名の常勤医師に加え、2名の非常勤医師の支援で診療を行っています。
- 名古屋大学医学部付属病院(乳腺・内分泌外科) 武内 大 医師
- 野垣クリニック 野垣岳志 院長(http://www.nogaki.or.jp/)
外来診療体制表
11月29日現在 体制案内
午前の診療の受付時間:8:00~11:00
午前の一部([乳腺]武内大医師の診療)及び、午後の診療はすべて予約制です。また、診療は学会等の出張などで休診になる場合があります。予約のない方は、予めお電話でお問い合わせください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 外科 | 池田 [乳腺]武内大 | 永田雅 中澤 | 高木拓 南 | 池田 原春久(12.26日) | 加藤哲 岩井 | 堤 中澤(7.21.28日) 南(14日) |
午後 | 外科特診 | 南 [ホスピス相談]飯田 | 加藤哲 [ホスピス相談]原春久 |
午前の診療の受付時間:8:00~11:00
午前の一部([乳腺]武内大医師の診療)及び、午後の診療はすべて予約制です。また、診療は学会等の出張などで休診になる場合があります。予約のない方は、予めお電話でお問い合わせください。
※乳腺外来、午後の診療はすべて予約制です
※乳腺外来は、名古屋大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科 武内 大医師が担当
当院外科の特徴
専門医による質の高い医療
当院の外科医は『日本外科学会 外科専門医』を全員が取得しています
さらに、『日本内視鏡外科学会 技術認定医』、
『日本消化器外科学会 消化器外科専門医』、
『日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医』、
『日本がん治療認定医機構 がん治療認定医』などの専門医が在籍しています。
日本胃癌学会 認定施設Bに認定されました
日本胃癌学会は,質の高い胃がん治療を社会に提供するために2023年度より施設認定制度を発足し,専門性が高く経験豊富な施設の認定を開始しました.
当院は,2024年4月より日本胃癌学会 認定施設Bに認定されました.
愛知県内の認定施設 https://www.jgca.jp/facility/ninteishisetsu/
- 認定施設A:大学病院やがんセンターなどを中心とした6施設
- 認定施設B:当院を含め10施設
患者さんが治療の中心に
当院では患者さんが治療の主体者として,積極的に治療に参加していただくために以下の事を大切にしています.
患者さんの話をしっかり聞きます.
患者さんにわかりやすく説明します.
- 治療の事でわからないことがあればどんなことでも質問してください.
- 説明をうけた後も不安が残ったり,治療方法に納得がいかない場合は『セカンドオピニオン』を積極的に利用していただくことをお勧めしております.
チームで医療でしっかり診断
手術の前には、消化器内科、病理診断科、外科での合同カンファレンスで患者さんの診断や治療方針の決定を行っています。
外科医だけで治療方針を決定しないため、「本当に手術が必要か」、「手術以外の方法がないか」などについても十分議論されます。
チーム医療でトータルにサポート
主治医のほか、多くの職種がかかわることで、ひとりひとりの患者さんに寄り添ったきめ細かい治療を提供します。
診療内容
当院では,腹腔鏡手術を積極的に導入しております.鼠径ヘルニア,胆石症,虫垂炎,胃がん,大腸がんの手術の大半は腹腔鏡手術で行っています.傷が小さく,術後の痛みも少なく,患者さんの社会復帰も早くなっています.
良性疾患
鼠径ヘルニア、胆石症、皮下腫瘍、肛門・痔疾患などに幅広く対応します。
特に肛門・痔疾患は野垣クリニック(http://www.nogaki.or.jp/) 野垣岳志 院長の執刀で年間200件以上の手術を行っています。
救急疾患
急性虫垂炎、消化管穿孔、腸閉塞など緊急手術が必要な病状を急性腹症といいます。365日、24時間体制で急性腹症に対応できるよう努力しております。
がん治療
消化器がん(胃がん、十二指腸がん、小腸がん、大腸がん)、肝臓がん、胆道がん(胆嚢がん、胆管がん)、膵臓がん、乳腺・内分泌がんの手術に対応します。
呼吸器がんは名古屋大学医学部付属病院(呼吸器外科)や中部労災病院(呼吸器外科)と連携して診療を行っています。
診療に際しては、「がん診療ガイドライン」に沿った「標準治療」=「医学的に有効性・安全性が確立された治療」を提供できるように努めております。
手術療法
開腹手術
従来からある手術方法です。しっかりと病変を切除することができ、現在でも標準治療とされています。一方、傷が大きくなるため術後の鎮痛目的で硬膜外麻酔(神経ブロック)を併用します。
腹腔鏡手術
5~10mmのカメラを体内に挿入し、モニター画面を見ながら特殊な手術器械を使用して手術を行う方法です。手術内容は開腹手術と同等ですが、傷が小さく術後の痛みが少ない、出血量が少ない、術後の癒着が少ないなどのメリットがあります。
当院では『日本内視鏡外科学会 技術認定医』と国内の先進施設で技術研修を積んだ医師を中心に、鼠径ヘルニア、胆石症、虫垂炎だけでなく、胃がん、大腸がんでも腹腔鏡手術を行っています。
「安全性」と「根治性」を第一に考え、腹腔鏡手術のメリットを十分活かせると判断した患者さんを適応としています。
抗がん剤治療
『がん化学療法看護認定看護師』・『外来がん治療認定薬剤師』・『がん治療認定医』・『管理栄養士』を中心とした『チーム医療』でひとりひとりの患者さんに最適な治療を提供しています。
多くの異なる職種が関わることで副作用の予防、副作用の早期発見・早期治療に努めています。
補助化学療法
手術の前後に補助的に抗がん剤治療を行う方法.手術単独で治療するよりも根治する可能性を上乗せしたり,切除する範囲を縮小させるために行う方法です.
進行・再発がんの化学療法
患者さんのがんの種類や性質・遺伝子情報などにより,患者さんに適した免疫チェックポイント阻害剤や分子標的治療薬などを選択して治療します.
抗がん剤治療の前は切除できなかった病変が,抗がん剤治療により縮小し手術が可能となる場合もあります(コンバージョン治療,集学的治療).
近年,『がん遺伝子検査』,『がん遺伝子パネル検査』を行うことでがん診療ガイドラインにはまだ記載されていない新規治療を受けることが可能となる場合があります.
放射線治療
当院では放射線治療は施行しておりません.放射線治療が必要な患者さんは,中京病院放射線科,中部労災病院放射線科と連携し治療を行っております.
緩和ケア治療
当院には名古屋市内で最初にできた『緩和ケア病棟』があります。開設以来、院外からも多くの患者さんが紹介され療養されています。
また、『緩和ケアチーム』が、緩和ケア病棟に入院していない患者さんに対しても、外科主治医と協力しながら患者さんの苦痛に対応しています。
常勤医師の紹介
名誉院長 原 春久(Haruhisa Hara)
専門領域
大腸内視鏡検査、緩和ケア
認定資格
日本外科学会 外科専門医・指導医
ひとこと
「働けるかぎり頑張ります!」
副院長 中澤 幸久(Yukihisa Nakazawa)
専門領域
都立駒込病院,国立がんセンター中央病院で研修
肝胆膵の悪性手術が専門
認定資格
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 認定医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
ひとこと
「外科医が一致団結できるよう役割を果たしたいと思います.後輩に負けないように頑張ります.」
部長 加藤 哲也(Tetsuya Kato)
専門領域
大阪医科大学、土庫病院で研修
大腸がんの腹腔鏡手術が専門
認定資格
日本外科学会 外科専門医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(大腸)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
ひとこと
「内視鏡検査から緩和ケアまで担当しています。」
部長 池田 耕介(Kosuke Ikeda)
専門領域
神奈川県立がんセンターで研修
胃がん手術、化学療法が専門
認定資格
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
ひとこと
「チーム医療で安全な医療を提供します。」
医長 高木 拓実(Takumi Takagi)
専門領域
勤医協中央病院、藤田医科大学、愛知県がんセンター中央病院、長野市民病院で研修
腹腔鏡手術全般が専門
認定資格
日本外科学会 外科専門医
日本麻酔科学会 麻酔科標榜医
ひとこと
「患者さんと共に喜び、共に考える医療を目指します。」
医長 永田 雅人 (Masato Nagata)
専門領域
静岡県立静岡がんセンターで研修
胃がん手術・腹腔鏡手術が専門
認定資格
日本外科学会・外科専門医
日本消化器外科学会・消化器外科専門医
日本消化器外科学会・消化器がん外科治療認定医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(胃)
ひとこと
「患者さんに寄り添い、ベストな治療を目指します。」
医長 岩井 周作(Shusaku Iwai)
専門領域
国立がん研究センター東病院で研修
大腸がんが専門
認定資格
日本外科学会 外科専門医
日本消化器外科学会・消化器外科専門医
日本消化器外科学会・消化器がん外科治療認定医
ひとこと
「大腸がん治療、腹部一般外科治療を安全に行っていけるように精進します。よろしくお願いします。」
医員 南 雄介(Yusuke Minami)
専門領域
市立四日市病院で専門医研修
一般外科、消化器外科が専門
認定資格
日本外科学会 外科専門医
ひとこと
「患者さんの話をよく聞く、わかりやすく説明するをモットーに治療をしています。」
医員 中澤 綾(Aya Nakazawa)
専門領域
市立四日市病院で専門医研修
2024年4月より愛知県がんセンター乳腺外科で研修中
ひとこと
「女性の患者さんに寄り添える医師になれるよう頑張っていきます。」
医員 堤 純(Jun Tsutsumi)
専門領域
2023年4月より市立四日市病院で専門医研修
認定資格
日本外科学会 外科専門医
ひとこと
「患者さんに寄り添う治療を目指しています。」
病棟クリスマス会の風景
診療実績
2022 | 2023 | 2024* | ||
悪性 | 胃 大腸 肝胆膵 肺 乳腺 甲状腺 その他 小計 | 18 51 8 0 6 1 2 86 | 23 64 8 0 13 5 1 109 | 20 60 11 0 22 3 1 117 |
良性 | 急性虫垂炎 ヘルニア 胆石症 肛門疾患 肺 その他 小計 | 28 60 69 184 0 115 456 | 32 42 70 207 0 114 465 | 38 58 81 232 0 95 504 |
合計 | 542 | 574 | 621 |
学術活動
学会発表(2018年~2023年)
臍転移(Sister Mary Joseph’s nodule)を契機に発見された内臓癌の2例 | 第49回愛知臨床外科学会 2018 | 中澤幸久 |
臀部粉瘤から発生したと考えられる扁平上皮癌の1例 | 第296回東海外科学会 2018 | 中澤幸久 |
大腸癌治療における他病死(他因死)症例の検討 | 第56回日本癌治療学会 2018 | 中澤幸久 |
直腸癌局所再発に対し放射線治療とBevacizumabを使用した後に臀部大腿部の壊死性筋膜炎をきたした1例 | 第73回日本大腸肛門病学会 2018 | 中澤幸久 |
原発部位によるフルニエ壊疽症例の検討 | 第80回日本臨床外科学会 2018 | 中澤幸久 |
BVSを呈した多発胃癌に対し,術中内視鏡を併用しLADGを施行した1例 | 第31回内視鏡外科学会 2018 | 池田耕介 |
長期にわたる胃GIST肝転移治療中に胃癌を発症した1例 | 第91回日本胃癌学会 2019 | 中澤幸久 |
一般市中病院における腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(LADG)の導入 | 第91回日本胃癌学会 2019 | 池田耕介 |
ERCPによる十二指腸穿孔と下部胆管損傷に対して緊急手術を施行した1例 | 第55回日本腹部救急医学会 | 岩井周作 |
緊急手術を行った鼠径部ヘルニア嵌頓症例の検討 | 第17回日本ヘルニア学会 2019 | 中澤幸久 |
当院における成人鼠径部ヘルニア術後再発についての検討 | 第17回日本ヘルニア学会 2019 | 南 雄介 |
ボールペン画を用いた消化器外科手術記録 | 第74回日本消化器外科学会 2019 | 中澤幸久 |
当院における胃GIST17例の検討 | 第57回日本癌治療学会 2019 | 中澤幸久 |
脳室腹腔シャントチューブが消化管に迷入し肛門より排泄された1例 | 第81回日本臨床外科学会 2019 | 中澤幸久 |
男性における嚢胞内非浸潤性乳管癌の1例 | 第81回日本臨床外科学会 2019 | 岩井周作 |
成人原発性小腸捻転に対して緊急手術を施行した2例 | 第81回日本臨床外科学会 2019 | 南 雄介 |
皮膚瘻を有した食道癌末期患者の1例 | 第58回日本癌治療学会 2020 | 中澤幸久 |
GCSF産生胆嚢癌の1例 | 第82回日本臨床外科学会 2020 | 中澤幸久 |
術前診断しえた腸回転異常症を伴ったMeckel憩室炎の1例 | 第82回日本臨床外科学会 2020 | 池田耕介 |
Stage Ⅳ S状結腸癌切除後11年目に発症した異時性卵巣転移の1例 | 第76回日本大腸肛門病学会 2020 | 中澤幸久 |
原発性腹膜癌肉腫の1例 | 第59回日本癌治療学会 2021 | 中澤幸久 |
Nuck管に発症した鼠径部の高異型度漿液性腺癌の1例 | 第59回日本癌治療学会 2021 | 中澤 綾 |
空腸側々吻合術後60年目に吻合部腔内に発見された真性腸石の1例 | 第83回日本臨床外科学会 2021 | 中澤幸久 |
閉鎖孔ヘルニア術後に大腿膿瘍を合併した1例 | 第83回日本臨床外科学会 2021 | 池田耕介 |
術前診断し腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した胆嚢捻転の1例 | 第58回愛知臨床外科学会 2022 | 堤 純 |
5度目の大腸癌治療時に十二指腸癌を診断されたリンチ症候群の1例 | 第78回日本大腸肛門病学会 2022 | 中澤幸久 |
化学療法を先行し切除し得たS状結腸/臍/膀胱瘻を伴った尿膜管癌の1例 | 第60回日本癌治療学会 2022 | 中澤 綾 |
腹痛を主訴に診断し手術に至った真性腸石を伴うMeckel憩室の1例 | 第59回愛知臨床外科学会 2023 | 南 雄介 |
当院における90歳以上の超高齢胃癌手術症例の検討 | 第95回日本胃癌学会 2023 | 池田耕介 |
術中所見により尿道穿孔と診断された1例 | 第59回日本腹部救急医学会 2023 | 堤 純 |
膵頭十二指腸切除術後右肝動脈動脈瘤に対して4回の出血と塞栓を繰り返した1例 | 第59回日本腹部救急医学会 2023 | 中澤幸久 |
CDK4/6阻害薬投与によるCR後にPDとなったがタモキシフェン単剤で肺/肝転移が制御できている乳癌の1例 | 第20回日本乳癌学会中部地方会 2023 | 中澤 綾 |
術後化学療法を行った腹膜播種を伴う虫垂Goblet cell carcinomaの1例 | 第78回日本大腸肛門病学会 2023 | 中澤幸久 |
論文・著書
肝転移と左右副腎転移を切除しえた胃小細胞癌の1例 | 手術 2005 | 中澤幸久 |
苦痛のない内視鏡検査をめざして 細径スコープによる 経鼻上部消化管内視鏡検査の実際 | 明日の臨床 2005 | 中澤幸久 |
盲腸原発MALTリンパ腫の2切除例 | 日本大腸肛門病会誌 2008 | 中澤幸久 |
コメディカルのための経鼻内視鏡ハンドブック | 日経メディカル開発 2008 | 中澤幸久(共著) |
腎細胞癌胆嚢転移の1例 | 日臨外会誌 2016 | 池田耕介 |
腹腔鏡下幽門側胃切除術4年後に発症した早期胃癌 大腸転移の1例 | 癌と化学療法 2016 | 池田耕介 |
腹腔鏡補助下胃全摘術2年後に骨盤内に発生した デスモイド腫瘍の1例 | 日外科系連会誌 2018 | 池田耕介 |
噴門側医切除術における空腸間置(ダブルトラクト法 を含む)による再建(解説) | 外科 2019 | 永田雅人 |
ボールペン画と術中写真を用いた手術記録 すべての手術をイラストにする | 日消外会誌 2020 | 中澤幸久 |
17年間の胃GIST肝転移治療中に発症した胃癌の1例 | 日臨外会誌 2020 | 中澤幸久 |
28歳男性に発症した卵黄腸管嚢胞による腸閉塞の1例 | 日臨外会誌 2021 | 岩井周作 |
臍転移(Sister Mary Joseph’s nodule)を契機に発見された 腹部悪性腫瘍の2例 | 日外科系連会誌 2021 | 中澤幸久 |
内痔核根治術の術後出血の検討 ALTA併用痔核結紮切除術 (EA法)の有用性 | 日外科系連会誌 2021 | 池田耕介 |
術前診断した腸回転異常症を伴ったMeckel憩室炎の1例 | 日臨外会誌 2022 | 池田耕介 |
ビジュアルサージカル 消化器腹腔鏡下手術 上部消化管 | 秀潤社 2023 | 永田雅人(共著) |
胃癌に対するロボット支援手術の現況と展望(解説) | 癌と化学療法 2023 | 永田雅人 |
切除不能進行胃癌に対するconversion surgery後の手術関連 合併症が生存転帰に与える影響 | 癌の臨床 2023 | 永田雅人 |
TaTMEの効果的な応用により肛門温存できた肛門近傍巨大 直腸GISTの1例 | 手術 2023 | 岩井周作 |