診療科・部門案内放射線科

放射線科

概要

画像診断

放射線科の専門医が各診療科医師や診療放射線技師、看護師と連携し専門的な画像診断・読影所見を提供しています。読影専用端末にて専門医がCT検査、MRI検査など様々な検査結果レポートを電子カルテ上で閲覧できるように作成しています。

画像検査

診療放射線技師が医師の指示の下、一般撮影(レントゲン撮影)・CT・MRI・RI・マンモグラフィ・血管撮影・骨塩定量検査など様々な画像撮影装置を用いて早期診断・早期治療に必要な画像情報を提供しています。366日24時間対応しています。

特徴

放射線科医は臨床診断を確定診断へ導くために、画像診断レポートをより迅速に提供できるよう心がけています。

診療放射線技師は患者様を中心としたチーム医療の一員として専門知識・技術を活かし、安心・安全な検査を目指しています。すべての放射線検査の被ばく線量の低減にも取り組んでいます。

スタッフ紹介

放射線科 部長 河津 省司

専門・認定等資格

日本医学放射線学会 放射線診断専門医 指導医
日本核医学会 核医学専門医 PET核医学認定医
日本医師会認定産業医
第1種放射線取扱主任者

所属学会

日本医学放射線学会、日本核医学会、日本産業衛生学会、日本数学会、日本応用数学会

学位

医学博士 名古屋大学、理学修士 京都大学

診療放射線技師 13名

取得認定資格

X線CT認定技師
検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師
Ai認定診療放射線技師
画像等手術支援認定診療放射線技師
災害支援認定診療放射線技師
臨床実習指導教員
放射線機器管理士
放射線管理士
医療画像情報制度管理士
放射線被ばく相談員

撮影室案内・検査内容

放射線科は1階東側(病院中央入口から向かって左)にあります。(RI検査のみ2階)

第1撮影室骨塩定量検査、マンモグラフィ検査
第2・3撮影室一般撮影(レントゲン撮影)
第4・9撮影室CT検査
第5撮影室心臓カテーテル検査
第6・7撮影室X線TV検査
第8撮影室MRI検査
第10撮影室(2階)RI検査

一般撮影(レントゲン撮影)

一般撮影とはX線を身体各部にあてることで、各部位に応じた透過像が得られます。いわゆるレントゲン写真です。骨折などの骨の状態、心臓や肺の状態(胸部撮影)、腸内のガスの状態(腹部撮影)などを調べるための多く撮影されます。

一般撮影
一般撮影

マンモグラフィ検査

マンモグラフィとは乳房X線撮影のことです。初期の乳がんは、細胞の一部が石灰化していることが多く、乳がんの早期発見サインとなります。それらを早期発見するための検査です。マンモグラフィ撮影は女性技師が対応させていただきます。

妊娠している(可能性のある)方、ペースメーカーを入れている方、豊胸手術をしている方は検査できないことがあります。事前にご相談ください。

マンモグラフィ検査
マンモグラフィ検査

骨塩定量検査(骨密度検査)

骨塩定量検査とは、腰(腰椎)や足の付け根(大腿骨頚部)のX線写真を撮影し、骨の強さ(密度)を測定する検査です。

骨塩定量検査(骨密度検査)

CT検査

CT(Computed Tomography)検査は、X線装置を体の周りを回転させ、そのデータを解析・再構成することにより、身体の断面の画像を得る検査です。CT検査では、脳出血脳梗塞、肺がん、肺炎、胆石症、胆嚢炎、膵炎、肝腫瘍、膵腫瘍、卵巣腫瘍、子宮筋腫、腸閉塞、大腸憩室炎、尿路結石、大動脈瘤、大動脈解離、甲状腺腫瘍などさまざまな疾患を発見することができます。

検査の目的によっては、造影剤を使用することがあります。CTの造影剤は、ヨードアレルギーのある方、腎機能が著しく低下している方は使用できないことがあります。また一部の糖尿病薬(ビグアナイド系薬剤)を服用されている方は2日(48時間)前から休薬が必要となります。造影検査3時間前から絶食していただきます。ただし、水・お茶は飲んでいただけます。

妊娠している(可能性のある)方は事前に御相談ください。

CT検査
CT検査

MRI検査

MRI(Magnetic Resonance Imaging)とは、強力な磁石と電磁波を用いて水素原子の動きを利用し、身体の断面の画像を撮影する検査です。同じ断面でも見え方の異なる画像を撮影するため検査時間はおよそ30分程度かかります。また検査する部位、種類によってはそれ以上に時間がかかる場合もあります。検査中はものを叩くような連続音が周囲から聞こえます。かなりうるさく感じるかもしれませんが、装置が故障しているわけではありません。

検査の目的によっては、造影剤を使用することがあります。

MRI検査は強力な磁石(磁場)を使用するので事前に十分な確認が必要です。脳動脈クリップや人工関節、ペースメーカーや人工内耳、歯科インプラントなど体内に金属が埋め込まれている方は必ず事前に医師に伝えてください。また入れ墨やアートメーク、マスカラなどの成分がやけどの原因になることもありますので注意が必要です。

MRI検査
MRI検査

X線TV検査(透視撮影)

X線を照射し得られた透視画像でリアルタイムに身体内部の情報をもちいて診断する検査です。透視検査にはバリウムを用いて胃を撮影する上部消化管造影検査や、大腸(直腸・結腸)を撮影する下部消化管造影検査、透視画像などがあります。

X線TV検査
X線TV検査

RI検査

RI(Radio Isotope)検査とは、放射性医薬品を体内へ投与し、身体の目的の部位より放射されるγ線などを収集し、解析・再構成することにより、画像を得る検査です。

RI検査
RI検査

心臓カテーテル検査

手首や足の付け根の動脈から心臓の冠動脈という血管にむけてカテーテルという細い管を通し、そこへ造影剤を流し冠動脈の撮影を行う検査です。そこで得られた画像で医師が診断し、病変があれば治療を行います。

心臓カテーテル検査
心臓カテーテル検査

画像検査実績

20222023
一般撮影2969236981
CT1335514205
MRI36533787
マンモグラフィ12442540
骨塩定量13941024
心カテ378280
下肢5926
PICC308352
UGI11031089
TV検査1481792
RI271241
術中イメージ93141

*のべ件数です。