診療科・部門案内外科

外科

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「病気のことが心配」
「信頼できる医師に任せたい」
「しっかりとした治療を受けたい」

協立総合病院の外科にお任せください。

当院外科の概要

  • 8名の常勤医師(6名の外科専門医、2名の専門医専攻医)のチームワーク。
  • 一般外科、消化器外科、乳腺外科の診療。年間約600例の豊富な手術症例。
  • 腹腔鏡手術を積極的に導入(胃がん、大腸がん、鼠径ヘルニア、胆石症など)。
  • がん治療(手術療法、化学療法、緩和治療)に幅広く対応しています。
  • 野垣クリニックと提携し、肛門・痔疾患の治療に力をいれています。

診療体制

8名の常勤医師に加え、3名の非常勤医師の支援で診療を行っています。

  • 名古屋大学医学部付属病院(乳腺・内分泌外科) 武内 大 医師
  • 名古屋大学医学部付属病院(小児外科) 前田拓也 医師
  • 野垣クリニック 野垣岳志 院長http://www.nogaki.or.jp/

外来診療体制表

9月30日現在 体制案内

午前の診療の受付時間:8:00~11:00

午前の一部([乳腺]武内大医師の診療)及び、午後の診療はすべて予約制です。また、診療は学会等の出張などで休診になる場合があります。予約のない方は、予めお電話でお問い合わせください。

  
午前外科池田
[乳腺]武内大
永田雅
中澤
高木拓
池田
原春久(10.24日)
加藤哲
岩井
永田雅(5日)
(12.19.26日)
中澤(5.19日)
池田(12日)
午後外科特診 
[ホスピス相談]飯田
 加藤哲
[ホスピス相談]原春久
 

当院外科の特徴

専門医による質の高い医療

当院には『日本外科学会 外科専門医』だけでなく、
『日本内視鏡外科学会 技術認定医』、
『日本消化器外科学会 消化器外科専門医』、
『日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医』、
『日本がん治療認定医機構 がん治療認定医』などの専門医が在籍しています。

コロナ禍でも安全・安心な医療

院内感染予防のために入院時に新型コロナウイルスの検査を行っています。新型コロナウイルス感染症は無症状の場合もあり、知らない間に患者さんが感染している可能性もあります。ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

患者さんが治療の中心に

当院では患者さんが治療の主体者として、積極的に治療に参加していただくために以下の事を大切にしています。

  • 患者さんの話をしっかり聞きます。
  • 患者さんにわかりやすく説明します。

治療のことでわからないことがあればどんなことでも質問してください。

説明をうけた後も不安が残ったり、治療方法に納得がいかない場合は『セカンドオピニオン』を積極的に利用していただくことをお勧めしております。

チーム医療でしっかり診断

手術の前には、消化器内科、病理診断科、外科での合同カンファレンスで患者さんの診断や治療方針の決定を行っています。

外科医だけで治療方針を決定しないため、「本当に手術が必要か」、「手術以外の方法がないか」などについても十分議論されます。

治療方針の決定

チーム医療でトータルにサポート

主治医のほか、多くの職種がかかわることで、ひとりひとりの患者さんに寄り添ったきめ細かい治療を提供します。

トータルにサポート

診療内容

診察
診察

良性疾患

鼠径ヘルニア、胆石症、皮下腫瘍、肛門・痔疾患などに幅広く対応します。

特に肛門・痔疾患は野垣クリニック(http://www.nogaki.or.jp/) 野垣岳志 院長の執刀で年間200件以上の手術を行っています。

救急疾患

急性虫垂炎、消化管穿孔、腸閉塞など緊急手術が必要な病状を急性腹症といいます。365日、24時間体制で急性腹症に対応できるよう努力しております。

がん治療

消化器がん(胃がん、十二指腸がん、小腸がん、大腸がん)、肝臓がん、胆道がん(胆嚢がん、胆管がん)、膵臓がん、乳腺・内分泌がんの手術に対応します。

呼吸器がんは名古屋大学医学部付属病院(呼吸器外科)や中部労災病院(呼吸器外科)と連携して診療を行っています。

診療に際しては、「がん診療ガイドライン」に沿った「標準治療」=「医学的に有効性・安全性が確立された治療」を提供できるように努めております。

手術療法

開腹手術

従来からある手術方法です。しっかりと病変を切除することができ、現在でも標準治療とされています。一方、傷が大きくなるため術後の鎮痛目的で硬膜外麻酔(神経ブロック)を併用します。

腹腔鏡手術

5~10mmのカメラを体内に挿入し、モニター画面を見ながら特殊な手術器械を使用して手術を行う方法です。手術内容は開腹手術と同等ですが、傷が小さく術後の痛みが少ない、出血量が少ない、術後の癒着が少ないなどのメリットがあります。

当院では『日本内視鏡外科学会 技術認定医』と国内の先進施設で技術研修を積んだ医師を中心に、鼠径ヘルニア、胆石症、虫垂炎だけでなく、胃がん、大腸がんでも腹腔鏡手術を行っています。

「安全性」と「根治性」を第一に考え、腹腔鏡手術のメリットを十分活かせると判断した患者さんを適応としています。

抗がん剤治療

『がん化学療法看護認定看護師』・『外来がん治療認定薬剤師』・『がん治療認定医』・『管理栄養士』を中心とした『チーム医療』でひとりひとりの患者さんに最適な治療を提供しています。

多くの異なる職種が関わることで副作用の予防、副作用の早期発見・早期治療に努めています。

補助化学療法

手術の前後に補助的に抗がん剤治療を行う方法。手術単独で治療するよりも根治する可能性を上乗せしたり、切除する範囲を縮小させるために行う方法です。

進行・再発がんの化学療法

患者さんのがんの種類や性質・遺伝子情報などにより、患者さんに適した免疫チェックポイント阻害剤や分子標的治療薬などを選択して治療します。

抗がん剤治療の前は切除できなかった病変が、抗がん剤治療により縮小し手術が可能となる場合もあります(コンバージョン治療、集学的治療)。

近年、『がん遺伝子検査』、『がん遺伝子パネル検査』を行うことでがん診療ガイドラインにはまだ記載されていない新規治療を受けることが可能となる場合があります。

放射線治療

当院では放射線治療は施行しておりません。放射線治療が必要な患者さんは、中京病院放射線科、中部労災病院放射線科と連携し治療を行っております。

緩和ケア治療

当院には名古屋市内で最初にできた『緩和ケア病棟』があります。開設以来、院外からも多くの患者さんが紹介され療養されています。

また、『緩和ケアチーム』が、緩和ケア病棟に入院していない患者さんに対しても、外科主治医と協力しながら患者さんの苦痛に対応しています。

常勤医師の紹介

名誉院長 原 春久(Haruhisa Hara)

専門領域
大腸内視鏡検査、緩和ケア

認定資格
日本外科学会 外科専門医・指導医

ひとこと
「働けるかぎり頑張ります!」

副院長 中澤 幸久(Yukihisa Nakazawa)

専門領域
都立駒込病院,国立がんセンター中央病院で研修
肝胆膵の悪性手術が専門

認定資格
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 認定医
日本大腸肛門病学会 大腸肛門病専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
検診マンモグラフィ読影認定医

ひとこと
「外科医が一致団結できるよう役割を果たしたいと思います.後輩に負けないように頑張ります.」

部長 加藤 哲也(Tetsuya Kato)

専門領域
大阪医科大学、土庫病院で研修
大腸がんの腹腔鏡手術が専門

認定資格
日本外科学会 外科専門医
日本内視鏡外科学会 技術認定医(大腸)
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

ひとこと
「内視鏡検査から緩和ケアまで担当しています。」

部長 池田 耕介(Kosuke Ikeda)

専門領域
神奈川県立がんセンターで研修
胃がん手術、化学療法が専門

認定資格
日本外科学会 外科専門医・指導医
日本消化器外科学会 消化器外科専門医
日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

ひとこと
「チーム医療で安全な医療を提供します。」

医員 高木 拓実(Takumi Takagi)

専門領域
勤医協中央病院、藤田医科大学、愛知県がんセンター中央病院、長野市民病院で研修
腹腔鏡手術全般が専門

認定資格
日本外科学会 外科専門医
日本麻酔科学会 麻酔科標榜医

ひとこと
「患者さんと共に喜び、共に考える医療を目指します。」

医員 南 雄介(Yusuke Minami)

専門領域
市立四日市病院で専門医研修
一般外科、消化器外科が専門

認定資格
日本外科学会 外科専門医

ひとこと
「患者さんの話をよく聞く、わかりやすく説明するをモットーに治療をしています。」

医員 中澤 綾(Aya Nakazawa)

専門領域
市立四日市病院で専門医研修
一般外科、乳腺外科が専門

ひとこと
「女性の患者さんに寄り添える医師になれるよう頑張っていきます。」

医員 堤 純(Jun Tsutsumi)

専門領域
2023年4月より市立四日市病院で専門医研修

ひとこと
「患者さんに寄り添う治療を目指しています。」

病棟クリスマス会の風景
病棟クリスマス会の風景

診療実績

  201920202021
悪性182112
大腸564642
肝胆膵111514
000
乳腺13138
甲状腺201
その他842
小計1089979
良性急性虫垂炎404635
鼠径ヘルニア514260
胆石症657272
肛門疾患178157154
000
その他203195138
小計537512459
 合計645611538

学術活動

学会発表(2018年~2022年)

臍転移(Sister Mary Joseph’s nodule)を契機に発見された内臓癌の2例第49回愛知臨床外科学会 2018中澤幸久
臀部粉瘤から発生したと考えられる扁平上皮癌の1例第296回東海外科学会 2018中澤幸久
大腸癌治療における他病死(他因死)症例の検討第56回日本癌治療学会 2018中澤幸久
直腸癌局所再発に対し放射線治療とBevacizumabを使用した後に臀部大腿部の壊死性筋膜炎をきたした1例第73回日本大腸肛門病学会 2018中澤幸久
原発部位によるフルニエ壊疽症例の検討第80回日本臨床外科学会 2018中澤幸久
BVSを呈した多発胃癌に対し,術中内視鏡を併用しLADGを施行した1例第31回内視鏡外科学会 2018池田耕介
長期にわたる胃GIST肝転移治療中に胃癌を発症した1例第91回日本胃癌学会 2019中澤幸久
一般市中病院における腹腔鏡補助下幽門側胃切除術(LADG)の導入第91回日本胃癌学会 2019池田耕介
ERCPによる十二指腸穿孔と下部胆管損傷に対して緊急手術を施行した1例第55回日本腹部救急医学会岩井周作
緊急手術を行った鼠径部ヘルニア嵌頓症例の検討第17回日本ヘルニア学会 2019中澤幸久
当院における成人鼠径部ヘルニア術後再発についての検討第17回日本ヘルニア学会 2019南 雄介
ボールペン画を用いた消化器外科手術記録第74回日本消化器外科学会 2019中澤幸久
当院における胃GIST17例の検討第57回日本癌治療学会 2019中澤幸久
脳室腹腔シャントチューブが消化管に迷入し肛門より排泄された1例第81回日本臨床外科学会 2019中澤幸久
男性における嚢胞内非浸潤性乳管癌の1例第81回日本臨床外科学会 2019岩井周作
成人原発性小腸捻転に対して緊急手術を施行した2例第81回日本臨床外科学会 2019南 雄介
皮膚瘻を有した食道癌末期患者の1例第58回日本癌治療学会 2020中澤幸久
GCSF産生胆嚢癌の1例第82回日本臨床外科学会 2020中澤幸久
術前診断しえた腸回転異常症を伴ったMeckel憩室炎の1例第82回日本臨床外科学会 2020池田耕介
Stage IV S状結腸癌切除後11年目に発症した異時性卵巣転移の1例第76回日本大腸肛門病学会 2020中澤幸久
原発性腹膜癌肉腫の1例第59回日本癌治療学会 2021中澤幸久
Nuck管に発症した鼠径部の高異型度漿液性腺癌の1例第59回日本癌治療学会 2021中澤 綾
空腸側々吻合術後60年目に吻合部腔内に発見された真性腸石の1例第83回日本臨床外科学会 2021中澤幸久
閉鎖孔ヘルニア術後に大腿膿瘍を合併した1例第83回日本臨床外科学会 2021池田耕介
術前診断し腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した胆嚢捻転の1例第58回愛知臨床外科学会 2022堤 純
5度目の大腸癌治療時に十二指腸癌を診断されたリンチ症候群の1例第78回日本大腸肛門病学会 2022中澤幸久
化学療法を先行し切除し得たS状結腸/臍/膀胱瘻を伴った尿膜管癌の1例第60回日本癌治療学会 2022中澤 綾

論文・著書

肝転移と左右副腎転移を切除しえた胃小細胞癌の1例手術 2005中澤幸久
苦痛のない内視鏡検査をめざして 細径スコープによる経鼻上部消化管内視鏡検査の実際明日の臨床 2005中澤幸久
盲腸原発MALTリンパ腫の2切除例日本大腸肛門病会誌 2008中澤幸久
コメディカルのための経鼻内視鏡ハンドブック日経メディカル開発 2008中澤幸久(共著)
腎細胞癌胆嚢転移の1例日臨外会誌 2016池田耕介
腹腔鏡下幽門側胃切除術4年後に発症した早期胃癌大腸転移の1例癌と化学療法 2016池田耕介
腹腔鏡補助下胃全摘術2年後に骨盤内に発生したデスモイド腫瘍の1例日外科系連会誌 2018池田耕介
ボールペン画と術中写真を用いた手術記録 すべての手術をイラストにする日消外会誌 2020中澤幸久
17年間の胃GIST肝転移治療中に発症した胃癌の1例日臨外会誌 2020中澤幸久
28歳男性に発症した卵黄腸管嚢胞による腸閉塞の1例日臨外会誌 2021岩井周作
臍転移(Sister Mary Joseph’s nodule)を契機に発見された腹部悪性腫瘍の2例日外科系連会誌 2021中澤幸久
内痔核根治術の術後出血の検討 ALTA併用痔核結紮切除術(EA法)の有用性日外科系連会誌 2021池田耕介
術前診断した腸回転異常症を伴ったMeckel憩室炎の1例日臨外会誌 2022池田耕介